2020 モーツァルト!配信
話的にはほぼ登場人物がずっと苦悩してて全く前が見えなくて、辛すぎなお話だった。
しかも初見どの登場人物にも全然感情移入できなくて、なかなかやばかった。けど、、、今はまさかのとてもよかったー!!!てなってるwww
自分、やっぱ結局はキャストによるところが大きい😂(古川さん、どんちゃんのヴォルフが観てみたいよ~笑)
●カンチャルト(박강현)
全体的に温かくて優しいヴォルフだった。
コンスタンツェにも温かく包み込む感じだったし。人が良すぎて流されてしまうのも分かるし、お父さんにも弱くてどこか反抗しきれない感じとか。なんか本当にただの普通の一人の息子だった。普通に家族が大好きでちょっと頭弱いけど心根の優しい素朴なバカ息子。天才だったけど。音楽しか知らない。
だからこそ、なんか悲しかったし、、、一番感情移入できたかも。(じゅんちゃんは天才肌感強めサラブレッドお坊ちゃん感、カンヒョンさんは素朴な一人息子感)
なぜ愛せないのもここにきてとても心に響いた。
親からはどんな子でもどんなことをしても(罪を犯しても)無条件で愛される存在だと思うのに、そのままの自分を受け入れてくれる存在が1人もいない。唯一幼い頃に音楽をやってる自分だけは必要として喜んでくれた記憶だけが残ってる。ずっと父の言葉に呪いをかけられ囚われ苦しみもがいてる。
自分は音楽をやっていなければ価値がないのか?音楽のために生きているのか?音楽に執着してるのか?音楽に取り憑かれているのか?音楽と共に生きてるのか?命を削りながらの最後の僕こそ音楽…本当に自分が音楽の一部であるような…一瞬生き返ったような…最後の一瞬の煌めきㅜㅜ??(そういうものに弱い)
1幕ラスト、影を逃れて…カンチャルトにとって音楽は怖い存在だったのかな…だんだん自分自身が音楽に蝕まれていくような飲み込まれていくような…からの2幕。あの歌声で!!本当にカンチャルトすごいよかったなー!!!
●ソヒャンさんコンスタンツェ(김소향)
この3公演中どれか1曲だけもう一度観れるとしたら…ソヒャンさんの芸術家の妻だからかもしれない。
本当にめちゃくちゃよかった。ただ激しい曲ではなくて、自分の中の渇き、手を伸ばせば届きそうだけど届かない切なさ、寂しさ、慰め、孤独感、色々混ざり合ってて…言葉では言い表せられない。素晴らしすぎて余韻やばくてしばらく切り替えできなかった。
なぜかソヒャンさんが歌い出すと全然泣くシーンじゃないのに涙が出る不思議。どれも生で聴きたかった。(きっと今年が最後ㅜㅜㅜ)
コンスタンツェって勝手に気の強いさばさばしたヤンキー妻のイメージだったんだけど、ソヒャンさんの全然違った。実は繊細な人だって。弱い自分が嫌いって気弱で華奢で、はにかんで笑うような可愛い守ってあげたくなる人。ほんと大切にしてほしかったよ…ソヒャンさんコンスタンツェ大好きすぎた。
●ソヒョンさんヴァルトシュテッテン男爵夫人(김소현)
本当に何か不思議な力を持ってるみたい。 その空間が魔法にかかったみたい。急にぱーって世界が明るく照らされて導かれる。歌声がすーっと心に入ってきて気づけば号泣。またその時々でオーラの光?色が違うのが…。慈悲に満ちた諭すような温かなオーラと、すっと冷たく厳しく突き放すような神のオーラと… ふと人間のときもあるけど、モーツァルト一家のために人間界にお告げをしにきた女神様。
これできるのソヒョンさんだけだと思う。歌声もお姿も気高い美しすぎるほんと拝めたくなるほど尊いㅜㅜ✨
●ホンさんレオポルト、シモクくんアマデ、ジュノさんコロレド、ダヘさんナンネール
ホンさんお父さん歌声がめちゃくちゃ良くて感動。覚悟を決めて生で聴きたかったな~。
シモクくんアマデすごい存在感でかなりM!の世界を引っ張っていっていた……すごい…引き込まれた。油断するとアマデに呑まれそうなくらい(笑)
ジュノさんコロレド歌うまいし衣装すごい似合っててきらきらオーラ!かっこよかった!!
ダヘさんお姉さん可愛いし歌声がとてもきれいで王子は旅立つ涙出そうに。
日本語字幕付きで全キャスト配信してくれて、本当に感謝。幸せな時間だった~感想分かり合えたりほんと楽しかったし、コロナ疲れが癒やされた。
音楽どのナンバーも大好きで、舞台がとっても綺麗で、、生で!!観に行きたかったな~!!!
1日でも早く世界中から安心して観劇しにいける日が来ますように💫