夢と現実のあいだ

主に韓国ミュージカルと推しについて思ったことを好き勝手つらつらと。

日本版ファントムDVDを見て

 

ファントム日本版(加藤さん愛希さんver)を観た。知ってる歌がえー!この歌ここで歌われるんだー!!え、意外とこの歌前半に出てくる!とか面白かった。(ねこひゃんがI'm homeにはちょっと笑ったw)   

そして愛希さんのオーラがキラキラまぶしかった✨すべて上手でかわいい。愛されるクリスティーヌ。

けど、ほんとなんでまたこんなお話……これ愛希さんクリスティーヌだったから最後まで観れたなーっていう。お父さんが最悪すぎて最後お父さんと冗談を言い合いながら和解?みたいなのも、うーん……全然受け入れられない。あの場面は何??逆にしらけるというか……あそこは泣けるシーンなのか?何言ってるのか全然理解できないし、お父さん最後の最後までエリックから目をそらし続けて、結局最後だって自分が救われようとしてただけじゃん。自分のことしか考えてない。愛も救いも何も感じられなかった。M!とかウェルテルも無理だな思ったけど、ほんとミュージカル観るの向いてない。笑 今回もただただ可哀想でしかない切なさとかもさして……

からの、、ずっと勿体ながって聞いてなかったどんちゃんぺんとむOSTもうどの場面かも分かるし😊ってついに聞いてみることに。

……いとも容易く心やられてしまって全然違った🥲笑 

急にめちゃくちゃ苦しい。どんちゃんの歌声、勢いまかせでちょっと粗削りな歌い方、、あぁほんとずるい。勝手に涙出てくる。切なくて甘くて震えるときめき深い悲しみ諦め苦しみ色んな感情が溢れてくる。

古川さんのこの前読んだの思い出しちゃった。演じている嘘だったり共感しづらい物語が、音楽の力によって本当に変わり、観客の心を揺さぶっていくっていう。私にとって大劇場系ミュージカルは今のとこまさにそれだなって。

昨日そんなことを考えてどんちゃんぺんとむ聞きながら涙に濡れて寝た。笑 今日は普通に寝よw

 

●キャリエールについて追記

お父さん大きな過ちを犯してしまったけど、自業自得でもあるけど……こうするしか他なくお父さんも辛かったんだね…

(ユンヨンソクさんインタより)

・キャリエールがなぜ18歳で劇場監督の教習生になったか。その18歳以前に結婚していたということ。たぶん愛のない結婚をしたんじゃないだろうか。でも夢を求めてパリオペラハウスの教習生としてやってきて、真実の愛に出会ってしまった。フランスはカトリックの国で離婚は禁止されている。なのに。

「誰からも後ろ指をさされたとしても、お前にとって悪い出来事だったか?」いつもこう考えてます。そんな愛の結果として多くのことが起こるから、それを背負っていくのがどれほど大変だっただろうか。

・「地下に幽霊が住んでいる、その顔を見た人は死ぬ」噂はキャリエールが流したのではないか。誰もがファントムを初めから殺人者だと思っているが、実際は最初のシーンでジョセフブケーを殺したのが初めてではないか。その後すごく苦しむが、初めから人殺しならなぜあれほど苦しむのか。

当時の社会の雰囲気は〈笑う男〉でもだけど、奇怪な容貌の人たちは、サーカス団に売られて見せ物になる、それしかなくそれは死ぬより嫌だったと思う。だからそれを防ぐために絶えず努力しながらそういう設定を作ったのではないか。音楽が好きな息子だから、私が思うに、劇場のどこか特別な場所で、いつも一緒にオペラを見たことだろう。息子と一緒に。

・子供ができたのにあんな風に生まれて、しかも子供をあんな風に育てるしかなくて、父親とは告げないで育っていくのを見ながら、キャリエールと言う人間の気持ちはどうだったろうか…。すべての事件が起こって、エリックが死んでからその後は一体どうなるんだろうか?キャリエールはどうやって生きていったか?生きていかれたんだろうか?私は生きていられないと思います。エリックの望み通り、誰にも分からないよう深く葬って、自分も後を追ったんじゃないだろうか。それほど悲しいです。